みなさんデリケートゾーンのムダ毛処理はどうしてますか？T字カミソリや電気シェーバー、除毛クリームにサロン・医療脱毛、ブラジリアンワックスなど様々な方法がありますよね。今回はその中から「ブラジリアンワックス」についてご紹介したいと思います。
「なんとなく聞いたことがある」、「友達がやっていると言っていたがイマイチ仕組みがわからない」なんて方もまだまだいるはず。近年ぐんと利用人口が増加しているブラジリアンワックス。では、ブラジリアンワックスとは一体どんな物なのでしょうか。

ブラジリアンワックスの歴史

日本ではここ20年程で名前が広がったブラジリアンワックス。その火付け役となったのが、海外ドラマの「SEX and the CITY」です。「SEX and the CITY」がまだ記憶に新しい為ブラジリアンワックスの歴史が浅いように感じますが、実は最古の脱毛方法と言われおり、その歴史は紀元前まで遡ります。
古代エジプト時代から始まったものとされており、世界三大美人とされているクレオパトラ7世も脱毛に使用していました。そんな昔から存在していたのに、どうして日本では近年まで広がらなかったのでしょうか？これには日本の文化が関係してきます。
日本では、戦前まで着物文化でした。着物だと全身が隠れるのでムダ毛処理をする必要がなかったのですが、洋服に切り替わるにつれ肌の露出も増えてムダ毛処理が徐々に広がりました。海外と比較して、かなり後れを取っていた理由は文化の違いあったんですね。

脱毛方法

ブラジリアンワックスの脱毛方法はいたってシンプル。

①脱毛したい部分にワックスを塗る
②ストリップスを上から貼り付ける
③一気にストリップスを剥がす

たったこれだけです。ストリップスとは、ブラジリアンワックス用の紙の名前です。少しわかりづらい為、こちらではペーパーシートと書かせてもらいますね。
ブラジリアンワックスは脱毛したい毛にワックスを絡ませて抜き取るので、毛が長すぎても短すぎてもいけません。基本的には1cm以上の長さが必要とされています。長すぎる場合はハサミ等でカットしてから施術します。

知らない人も多い！？ブラジリアンワックスは３種類もある！

ブラジリアンワックスといっても、1つの物を意味するのではありません。大きく分けてソフトワックス（水性）、ソフトワックス（油性）、ハードワックスの3種類あり、それぞれに特性があります。

1.ソフトワックス（水性）

水性ワックスはハチミツのようにトロッとしており、原材料のメインがハチミツと砂糖、その他の成分も水、ショ糖、ミツ、クエン酸と口に入れても安全な成分で作られています。その為肌に優しく失敗することもあまりないので、3種類の中で肌への負担が最も少ないとされています。
セルフ脱毛で使用されていることが多いのがこのワックス。施術には1cm以上の毛の長さが必要です。

2.ソフトワックス（油性）

油性ワックスは成分に天然ロジン(松やに)を使用したワックスです。水性ワックスに比べ粘着力が高く、1cm未満の毛も脱毛することが可能です。サロンで使用されている多くがこのワックスで、水性ワックスに比べ痛みは強くなります。
アレルギー体質の方はロジン(松やに)にアレルギー反応をおこしてしまう可能性がある為、心配な方は事前にパッチテストをオススメします。

3.ハードワックス

3つの中で最も粘着力が強いワックスです。数㎜しか長さがない毛にも有効で、ワックス自体が固まる為、ペーパーシートを貼る必要がありません。名前の通り硬い為、専用のウォーマーや電子レンジで温めて溶かす必要があります。
溶かしたてはソフトワックスのようなハチミツ状ですが、数分でキャラメル状になり、どんどん固まります。毛がしっかりしているVIO等の脱毛に使用されることが多いのがこのワックス。
肌に塗る際に高温のままではやけどをしてしまう恐れがあるので、セルフで使用することはあまりオススメしません。脱毛力が高い分、肌のトラブルも起きやすいとされています。

サロンによって取り扱いが異なる為、気になる方は事前に問い合わせるといいかもしれません。

ブラジリアンワックスに関する４つのメリット・デメリット

メリット

1.すぐにツルツル・スベスベになれる

一番のメリットは、施術後すぐにツルツルになれること。カミソリだと手足は簡単に処理できますが、VIOは難しくかえってチクチクになり「処理をしない方がよかったんじゃ…」なんてことも。
エステ・医療の脱毛はレーザーを照射してから1週間程経過しないと毛が抜けない為、施術からしばらく時間が掛かります。また、カミソリでの処理は2～3日に1度の処理が必要ですが、ブラジリアンワックスの効果は大体2～3週間（個人差アリ）です。
また、施術時に古い角質も一緒に取り除いてくれるという嬉しいメリットも♪

2.衛生的・ニオイの軽減

デリケートゾーンがムズムズする…かゆい…。女性なら1度は経験があるんじゃないでしょうか？この原因は主に、蒸れている状態が続くことによる“かぶれ”です。生理中はイヤでも蒸れてしまうもの。
脱毛すると、毛による蒸れが解消されるだけでなく、ニオイの軽減にも繋がります。毛に経血がついて気持ち悪い思いをすることもなくなり、生理が楽になります。

3.毛が細くなる

カミソリは毛を切っている為に1本1本の断面が鋭く、伸びるとその鋭い断面が表面に現れます。伸びてきた際に、チクチクして不快なのはこれが原因。一方ワックス脱毛では、元の毛よりも細く柔らかい毛が生えてきます。
剛毛でお悩みの方も、ブラジリアンワックスを繰り返すうちに自然と軽減されますよ。

4.粘膜周辺・黒ずんだ部分も脱毛できる

レーザー脱毛では照射が難しいとされている、粘膜に近い部分も脱毛可能です。また、レーザーは黒い部分に反応する為、ほくろや黒ずんでいる部分には照射できません。そんな部分もブラジリアンワックスなら大丈夫なんです。

デメリット

1.痛みを伴う

ペーパーシートを剥がす際、無痛というわけではありません。個人差はありますが、痛みを伴います。ワックスに絡めて毛根から引っこ抜くので、痛みが生じても仕方がありません。
ですが、サロンで施術する場合は毛の生え方・流れ方を考慮して剥がしてくれる為、セルフケアに比べかなり痛みは抑えられます。

2.長さがないとできない

先程も触れましたが、あまり毛が短いとワックスがうまく絡まらず抜くことができません。
短い状態で無理に使用しても、肌荒れ等のトラブルに繋がる可能性もある為、ある程度の長さまでは我慢しましょう。

3.永久ではない

レーザー脱毛は毛根に直接働きかけるので毛が生えなくなりますが、ブラジリアンワックスはあくまでも毛を抜くだけ。永久ではありません。しばらくすると生えてきます。
しかし、永久じゃないことは悪いことばかりではありません。友達と温泉旅行の予定が入った！普段は見られないからいいけど、温泉に入る時にパイパン（陰毛が無いまたはほんとないこと）はちょっと恥ずかしい…。そんな時は旅行までに生やせばOK。
また、おばあちゃんになったら毛は欲しいかもしれないと考える方も、今だけワックス脱毛で処理しておけばいいんです。

4.埋没毛になるかも…

ブラジリアンワックスに限らず、毛抜き等での抜毛時も起こりうる埋没毛。抜く際に皮膚が傷ついてしまい、毛穴が塞がれてしまうことによって毛が埋没します。出口を塞がれている状態の為、皮膚の下で伸びてしまったり、伸びずに黒いポツポツが出来てしまったりします。
無理やり抜こうとするとかえって皮膚を傷つけて炎症を起こしてしまう可能性もある為、保湿や角質ケアで毛穴を柔らかくしてあげてください。

ブラジリアンワックスデビューしてみよう！

最近では、男性のノーズワックス（鼻毛ワックス）でも再注目を浴びているブラジリアンワックス。興味がある方は、一度試してみてはいかがでしょうか？剛毛やニオイで自信がなかった方も、自信を持てるようになるかもしれませんよ♪

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