風俗おしごとコラム
成人式にかかる平均費用は?振袖はいつから用意したら間に合う?
20歳になるということは、20回誕生日を迎えられたということもおめでたいですが、なにより「成人式」というおめでたい式がありますよね。
成人式は一生に1度しか訪れないので、かなり前から準備をしているという女性も多いのではないでしょうか。成人式の参加率は60~70%で、半数以上の人が参加しています。
ところで、成人式がいつ行われるか知っていますか?答えは1月の第2月曜日です。
以前は1月15日が成人の日と定められていましたが、2011年から現在の1月の第2月曜日へと変更されました。
成人式には綺麗にヘアセットをして、華やかな振袖をまとって参加する女性が大半を占めます。
男性であれば袴よりもスーツの方が割合が多くなりますが、スーツを着用して成人式に参加している女性はごく少数派で、スーツで成人式に行くのは少し勇気がいるほどにスーツ姿の女性は見受けられません。
ではどうして振袖を着用する女性が多いのでしょうか?そもそも、振袖とはどういった意味で着用するのでしょうか?
振袖とは
振袖は名前の通り、「袖を振る」ことが由来しており、通常の着物よりも袖が長いことが特徴です。
現代でも恋愛の際に「ふる、ふられる」という言葉を使用しますが、実はこの言葉には振袖が大きく関係しています。当時の女性は、好意を断る際に振袖の袖を振って断っていた、袖を振って相手に自分の気持ちを伝えていたことが由来とされているからです。
それから時が経ち、振袖を日常的に着用しなくなった現代でも、「ふる、ふられる」という言葉だけが残っているのです。
振袖は今も昔も未婚女性が着る着物で、結婚をするともう着ることはありません。
「じゃあ成人式しか振袖を着られないの?」と思うかもしれませんが、そういうわけではありません。友人や親族の結婚式での着用も可能です。
振袖はおめでたい席では着用する着物ということです。
成人式はおめでたい式なので、振袖を着用する女性が多いのです。スーツは社会人になればいくらでも着る機会がありますが、振袖を着る機会はそう無いものです。
しかし、ここで問題となるのは「成人式にはどれくらい費用がかかるの・・・」「振袖は高そう」といった、お金の問題ですよね。
成人式にかかる相場は、一体どれくらいなのでしょうか?
成人式にかかる平均費用
昔は振袖=購入という時代でしたが、近年では振袖のレンタルやママ振りなど、さまざまな選択肢が増え、価格帯も多様化しています。それぞれの特徴と、相場を見ていきましょう。
1.振袖購入の場合
振袖の価格は安い物だと10万円程度でそろえることができますが、高い物だと数百万円と、生地やデザインによってピンからキリまであります。
振袖購入の場合、小物など一式そろえるのにかかる平均費用は40~60万円といわれています。
振袖購入の特徴は、なんといっても「自分が好きな振袖を着られる」という点ではないでしょうか。振袖だけでなく、カバンや下駄・ショールなども組み合わせが自由自在です。
レンタルであれば、呉服屋さんに好みのデザインの振袖が無かったり、小物が可愛くない可能性もゼロではありません。
お値段は少々はりますが、1度購入すれば結婚するまでは着用できますし、結婚して子どもができたら、娘に譲ったりと代々着ることも可能です。
2.レンタルの場合
振袖を購入するのではなくレンタルの場合は、平均費用は25万円前後です。レンタルする振袖によって価格が変動することがほとんどで、安い場合は10万円くらいに抑えられますが、高い場合は30万円ほどかかったりと、こちらもピンキリです。
借りるだけで数十万円とは高いような気もしますが、振袖の価格から考えると、購入するよりお得な価格設定であることがほとんどです。
振袖レンタルの特徴は、安く抑えられるという点と、一定以上の品質の品物をそろえられるという点です。自分で一定以上の品物をそろえようとすると、想定よりも高額になることはよくある話です。
きちんとした呉服店が行っているレンタルサービスであれば、それなりにいい品をレンタルできるでしょう。
ニュースやワイドショーで振袖レンタルの詐欺事件が騒がれていたことも、もちろんめずらしいケースではありますが、他人事ではないかもしれません。
不安な方は、老舗呉服店など、有名店を選ぶことをオススメします。安かろう悪かろうでは意味がありません。
3.ママ振りの場合
ママ振りをご存知でしょうか?名前からある程度想像できるかもしれませんね。
ママ振りとは、母親(ママ)や祖母の振袖を着用することです。要するに、振袖のリサイクルです。
タンスや押し入れに眠っていた振袖が新しく生まれ変わるので、ママ振りは親孝行にもなります。かかる費用も、0円~数万円といったところでしょう。
家族からすると、成人式という晴れ舞台に立つ喜びだけでなく、自分が着ていた振袖を娘が着るという喜びもプラスされます。
ママ振りの特徴は、なんといってもコストを1番抑えられること。小物などもそろっている場合は、撮影費用などを除けば着付け代しかかかりません。
もし振袖しか残っておらず小物をそろえなければいけない場合も、購入または小物のみのレンタルサービスを行っているお店もあり、上記の2項目よりはるかに費用を抑えられます。
費用を抑えられる上に家族が喜ぶ、一石二鳥ですね。
成人式にかかる費用は、購入・レンタル・ママ振りなど、場合によって差があることがわかりました。
一方で成人式は、北海道などの地方を除けば、ほとんどの地域で1月の第2月曜日に行われるという点は共通しています。(※北海道、青森、秋田などの豪雪地帯は、夏に成人式を行うことが多い。)
では、成人式の準備はいつ頃からスタートすべきなのでしょうか?
成人式にかかる準備期間
成人式のために準備が必要なものは、振袖やショールだけではありません。
ヘアセットの予約や前撮りの予約、着付けの予約など、事前準備が必要なことばかりです。あまり準備に取り掛かるのが遅すぎると、成人式当日の早朝や深夜しかヘアセットや着付けの予約が取れず、長時間ツライ思いをすることになるかもしれません。
1.振袖購入の場合
多くの呉服店は1月に着物の新作を発表し、ダイレクトメールを送ってくることがほとんどです。
購入しようとしている人へ成人式の1年前に連絡をしれくるということは、あまり急ぐ必要はないということです。早くしないと振袖が売り切れてしまうなんてことは、まず考えられません。
だからといって、遅すぎるのも要注意です。振袖は、加工や仕立てに時間がかかります。最低でも成人式の3ヶ月前がタイムリミットです。
もし前撮りを希望するのであれば、3ヶ月よりも前に決定しないと間に合いません。
購入の場合、呉服店がアプローチをかけてくる1年前からそれとなく意識し、準備を始めておいた方が無難でしょう。
2.レンタルの場合
レンタルの場合は準備期間に最も注意が必要です。購入の場合と同じく、成人式の1年前からレンタルサービスを打ち出す呉服店が多く、レンタルのピークも1月~3月とされています。
つまり、ピークを越えた3月以降は、すでに品薄状態が想定されるということです。レンタルの場合、なるべく早く動き出すことをオススメします。
遅くなれば遅くなるほど、人気の振袖は姿を消し、選択肢がどんどん狭くなります。
可愛い、自分好みの振袖をレンタルしたいという思いから、成人式の2年前から動き出している人もいるほどです。
中でも、平均身長よりも低い・高いという方は、振袖のサイズに限りがあるため、レンタルに行ったのに着られるサイズの振袖がなかったというケースもあるので要注意です。
レンタルの場合は最低でも1年前、心配な場合は1年よりも前から準備に取り掛かりましょう。
3.ママ振りの場合
ママ振りの場合も購入の場合と変わらず、あまり焦る必要はありません。もし注意が必要だとすれば、振袖に汚れがある場合、サイズが合わない場合です。
洋服とは違い、家で汚れを取ることはまず無理ですし、クリーニングにも時間を要します。また、母親と自分の背丈が違う場合、お直しをしないといけません。
クリーニングとお直しが必要な場合、クリーニングには平均で2週間、お直しも箇所によりますが平均で2週間かかりますので、最低でも1ヶ月は必要となります。
前撮りは振袖や小物がすべてそろった状態で行います。振袖のお直しをしてから小物を合わせることがほとんどなので、家に小物がないまたは自分の好みの物がない場合は、早めにクリーニングに出しましょう。
ママ振りの場合、半年前の夏頃がタイムリミットと考えておいた方がいいでしょう。
購入でもレンタルでもママ振りでも、着付けやヘアセットの予約は早めに行うことをオススメします。振袖はそれぞれの方法で用意しますが、着付けとヘアセットは全員が必要とします。
1年前に予約をしようとしたら、深夜しか空いていなかったという経験者もいます。
もし行きつけの美容室があるなら、すぐにでも予約状況を確認しましょう。善は急げです。
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