風俗おしごとコラム
その痛み、膀胱炎かも!女性がなりやすい膀胱炎の原因と対処法
「最近トイレの回数が増えたような気がする…」「おしっこをしたらツンと痛む」「さっきトイレに行ったばかりなのに残尿感がある」といった、いつもと違う排尿時の感覚に違和感を覚えた経験はありませんか?
これらの症状は、膀胱炎のサインです。実は、膀胱炎は女性がなりやすい病気なんです。
膀胱炎は特殊な病気ではなく、風邪のように誰もがかかってしまう可能性がある身近な病気です。
泌尿器科系の病気は人に相談しにくく、どう対処すればいいのか悩みますよね。
どうしていいかわからないまま放置していると、恐ろしい病気になってしまうかもしれませんよ。
膀胱炎って?
膀胱炎とは、「膀胱」という尿を溜める臓器が炎症して起きる病気のことです。
一口に膀胱炎といっても
●単純性膀胱炎 (急性膀胱炎)
●出血性膀胱炎
●複雑性膀胱炎
●間質性膀胱炎
といった種類があり、一般的に膀胱炎と言われているのは「単純性膀胱炎(急性膀胱炎)」のことを指します。
膀胱炎の症状
・頻尿…1日に何度もトイレに行きたくなる
・残尿感…ついさっきトイレに行ったのにスッキリしない
・排尿痛…おしっこをするとツンと痛む
・尿の濁り…おしっこの色がいつもと違い濁っている
・血尿(ピンク色の尿)…おしっこの色がいつもと違いピンク色または血が混ざっている
膀胱炎には種類があるため、表れる症状も1つではありません。
これらすべての症状が表れる場合もありますし、1~2つしか表れないこともあります。
膀胱炎の種類
単純性膀胱炎 (急性膀胱炎)
単純性膀胱炎(急性膀胱炎)は、細菌が尿道に侵入することが原因で発症します。20~40代の女性が最も多く発症しますが、その年代の女性だけがなるというわけではありません。
閉経後の女性も女性ホルモンの低下で乳酸菌が減少し、細菌が侵入しやすくなることによって発症しやすく、全年代の女性が発症しやすい病気です。
症状は頻尿、残尿感、排尿痛などがあり、排尿痛は排尿している最中よりも、排尿後に痛みが強くなります。
出血性膀胱炎
出血性膀胱炎はウイルス感染、放射線治療、抗がん剤投与中など、様々なことが原因で発症します。
アデノウイルスが原因で発症することが最も多く、子どもがかかりやすいといった特徴があります。
主な症状は血尿で、時には血液が固まり尿道をふさいでしまうこともあるので、血尿が確認された場合は早めの泌尿器科の受診をおすすめします。
複雑性膀胱炎
複雑性膀胱炎とは、基礎疾患が原因となる慢性膀胱炎のことを意味します。
他の膀胱炎とは違い、自覚症状がないことが極めて多く、基礎疾患があって発症することがほとんどです。
尿路結石や前立腺肥大が原因となることが多いため男性もかかりやすく、糖尿病や抗がん剤、ステロイド投与中などの免疫が低下している際に発症することもあります。
他の膀胱炎とは違い自覚がないため、急激に悪化する恐れがあります。
間質性膀胱炎
通常は膀胱で尿をためてから排尿するのですが、間質性膀胱炎になると、膀胱で尿をためることができなくなってしまいます。そのため頻尿になり、トイレの回数が増えます。
主に女性が発症しますが、その原因は未だ判明していません。
単純性膀胱炎(急性膀胱炎)と症状が似ていますが、違う点は尿が溜まるほど下腹部の痛みが強くなり、排尿すると痛みが軽くなるという点です。
香辛料やカフェイン、柑橘類の酸味が強いものなど、刺激が強い食事で悪化する可能性もあるため、食生活について指導されることもあります。
膀胱炎の原因や症状はさまざまで、いずれも尿や体調になんらかの変化が表れることがほとんどです。
膀胱炎になったまま放置していると、炎症は膀胱だけではとどまらず、とある病気を発症してしまう可能性があります。
腎盂腎炎(じんうじんえん)
膀胱炎を放置していると、腎盂腎炎を発症してしまうことがあります。
腎盂腎炎とは、腎臓の根元にある腎盂(じんう)という部分に、大腸菌などの細菌が付着することによって発症する細菌感染症のことです。
発症すると、発熱や腎臓周囲の痛み、腰痛など全身の倦怠感が強く現れます。
通常であれば、尿管が膀胱に入る部分に逆流防止機能が備わっているため、尿が逆流することはありません。
しかし、膣や肛門に潜んでいた細菌がなんらかの原因で尿道から膀胱、膀胱から尿管へと逆流して発症してしまいます。
通常であれば細菌が尿路に侵入してしまっても、排尿を繰り返すことによって体外へ排出されますが、尿路結石や尿路悪性腫瘍、尿路カテーテル留置、糖尿病、ステロイド投薬中など、免疫が低下した際には細菌が増殖します。
腎盂腎炎にかかった際、細菌が血流にのって腎臓から全身へ広がってしまうと、血圧低下、急性腎不全、多臓器不全と、時には命にかかわることもあります。
どうして女性は膀胱炎になりやすいの?
体の構造
急性膀胱炎が男性と比べて圧倒的に女性に多い原因は、男女の体の構造に深い関係があります。
急性膀胱炎は腸内細菌が原因となることが多く、腸内細菌が尿道に入り込んでしまうことで発症してしまいます。
男性は尿道と肛門が離れていますが、女性は尿道と肛門の距離が近いですよね。距離が近い分、尿道に細菌が侵入しやすいのです。
それだけではありません。男性は尿道が約20㎝あるのに対し、女性はわずか4~5㎝しかありません。
尿道から膀胱への距離も短いため、尿道口から入り込んだ細菌が膀胱に到達しやすい構造になっているというわけです。
トイレを我慢する
「この仕事が一段落ついたらトイレに行こう」と尿意を後回しにしたり、「汚いトイレは使用したくないから」と、綺麗なトイレが見つかるまで我慢したりと、女性はなにかとトイレを我慢してしまいがちです。
我慢をすればするほど膀胱に尿が溜まり、膀胱内に細菌が増殖して膀胱炎の原因となってしまいます。
細菌は温かい場所が大好きです。我慢することによって、細菌にとって最高の場所を自ら与えてしまっているのです。
ストレス、睡眠不足による免疫力の低下
睡眠不足が続いていたり、日ごろの疲労がたまっていたり、精神的にストレスを感じていたりすると、免疫力が低下してしまいます。
免疫力が低下することによって、膀胱内に侵入した細菌に抵抗できず、細菌の増殖を抑えることができなくなってしまい、膀胱炎を発症してしまいます。
生理、おりもの
毎月くる生理も膀胱炎の原因となります。
生理中は経血によって外陰部の清潔が保たれにくく、ナプキンの着用によって蒸れた状態が続いてしまうなど、細菌が増殖しやすい環境にあります。
おりものの量が多い人も同様です。ナプキンやおりものシートをこまめに変え、清潔を保つことを心がけましょう。
性行為
膀胱炎は、時には性行為が原因で発症してしまうことがあります。
性器に触れた際に菌が付着したり、パートナーと密着することによって尿道に細菌が入りやすい状況にあるからです。
性行為の前後にシャワーを浴びたり手を洗ったりと清潔な状態を意識し、性交後に排尿をして細菌も一緒に出すようにしましょう。
膀胱炎かな?と思った時の対処法
膀胱炎になってしまった場合、医療機関での診察・治療が必要となります。
膀胱炎は基本的に細菌感染が原因で発症するため、主な治療法は抗生物質の投与です。
抗生剤が用いられた治療法の場合、3~4日もすれば症状はよくなります。
それでも効果が出ない場合は、再度受診しましょう。薬剤に耐性がある菌の場合は処方された抗生剤でも効果が表れにくい場合もあるため、抗生剤の種類を変えて治療します。
それでも症状が改善しない場合、膀胱炎以外の病気の可能性もあるため、再度検査をすることをおすすめします。
膀胱炎にならないために
膀胱炎になった人や膀胱炎を繰り返す人は、日常生活で膀胱炎になりやすい習慣がある人が多く見られます。
膀胱炎にならないためには
●トイレを我慢しない
●水分を多めに摂取する
●疲れ、ストレスを溜めこまない
●下半身を冷やさない
●ナプキン、おりものシートはこまめに替える
●排便後は前から後ろに拭く
●ウォシュレットを使いすぎない
●性行為の後に排尿する
これらのことを意識して、日常生活から膀胱炎になりそうな習慣をなくしましょう!
悪化する前に病院へ
今回ご紹介した膀胱炎の症状から、「あれ?もしかして膀胱炎かも…」と少しでも心当たりがあった場合、すぐに医療機関で受診しましょう。
泌尿器科に行くことが恥ずかしいと感じる方は、女医さんが常駐している泌尿器科をおすすめします。
膀胱炎は1度かかってしまうと再発しやすい病気でもあるので、日頃から細菌を尿道に近づけない生活を心がけ、再発を防ぎましょう。
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