風俗おしごとコラム

6月は食品に要注意!「食中毒」の原因と今からできる3つの簡単予防法

食中毒が増える季節

夏の前にやってくる梅雨の季節は、洗濯物が乾かなかったりヘアスタイルがうまくいかなかったりと、ジメジメして過ごしにくい日が続きますよね。
6月は梅雨の季節でもありますが、同時に食中毒の季節でもあります。食中毒は1年中かかってしまう可能性がありますが、主に気温が高くなり始める6月ごろから増え始めます。
食事は毎日の生活に欠かせないものです。あなたは食品の管理はきちんとできていますか?
自分や家族が食中毒にならないためにも、食中毒の原因や予防法を知って、今すぐできる対策をしっかり行い、健康に過ごせるようにしましょう。

食中毒ってどんな病気?

食中毒とは、細菌やウイルスなど、有毒な物質がついた食べ物を食べることによって、腹痛や吐き気、下痢や発熱などの症状が出る病気です。
とても身近な病気ではありますが、食中毒の原因や食べた物によって食中毒の症状が出るまでの時間は様々で、時には命にもかかわる危険性があります。

どうして食中毒になるの?

ニュースなどでもよく耳にする食中毒には、いくつか種類があることはご存知でしょうか?現在日本で確認されている食中毒の原因は16種類もあり、種類によって感染経路となる食品や症状に違いがあります。

食中毒を引き起こす主な細菌

サルモネラ菌

潜伏期間・・・6~72時間
主な症状・・・発熱(高熱)、腹痛、嘔吐、激しい下痢
主な食品・・・食肉、卵、加熱処理がされていない食品

牛や豚など動物の腸の中、河川や下水、ウナギやスッポン、害虫など自然界に広く生息している細菌です。
家庭でのサルモネラ菌による食中毒の感染は、主に汚染された生卵が原因とされています。
大手牛丼チェーン店などの飲食店で、夏場の数ヶ月だけ生卵のテイクアウトができないのも、サルモネラ菌による食中毒を未然に防ぐためです。
少量の菌でも食中毒を発症し、犬、猫などのペットに感染する場合もあり、ペットから人への感染にも注意が必要となります。

カンピロバクター

潜伏期間・・・2~7日
主な症状・・・発熱、腹痛、下痢、倦怠感
主な食品・・・加熱処理が行われていない食品(主に鶏肉)

カンピロバクターは、家畜やにわとり、七面鳥、ウズラなどの家禽(かきん)、野鳥や野生動物、ペットなどのありとあらゆる動物が持っている菌です。
カンピロバクターに汚染された食品や、感染している動物との接触によって人に感染します。
一般的な細菌感染は10万~100万個の菌を摂取することによって感染しますが、カンピロバクターはたった100個で感染してしまいます。
感染経路としては肉類が多く、家庭での主な原因は加熱不足の生の鶏肉を食べたことによる感染が多く見られます。カンピロバクターは鶏肉が大半の原因とされていますが、牛レバーの生食による症例も見られます。

黄色ブドウ球菌

潜伏期間・・・30分~6時間
主な症状・・・腹痛、激しい吐き気、下痢
主な食品・・・お弁当、おにぎり、サンドウィッチ、生菓子など

黄色ブドウ球菌は動物や人の傷口に潜伏しており、主に化膿している皮膚や鼻、のどなどの粘膜に生息しています。
そのため、おにぎりやサンドイッチ、お弁当など、手作りのあらゆる食品が感染原因になります。その他に、感染者と直接接触したり、せきやくしゃみなどから飛沫感染することもあります。
黄色ブドウ球菌は食中毒だけでなく、ニキビ(吹き出物)や水虫などの原因にもなる菌で、発症しても発熱はほとんど見られないのも特徴の1つです。

腸管出血性大腸菌

潜伏期間・・・3~8日
主な症状・・・発熱、腹痛、下痢(水溶性、血便)
主な食品・・・食肉、加熱処理が行われていない食品

大腸菌は家畜や人の腸内に存在しますが、ほとんど害はありません。
しかし、中には害がある大腸菌が存在し、食中毒の症状を引き起こしてしまう場合もあります。その大腸菌を病原性大腸菌といいます。
病原性大腸菌は約170種類あり、その中で出血をともなう腸炎や溶結性尿毒症症候群を引き起こすものを、腸管出血性大腸菌感染症といいます。
腸管出血性大腸菌感染症という名前に聞き覚えがあるという方は少ないと思いますが、代表的な腸管出血性大腸菌感染症にはO157(オーイチゴウナナ)やO26、O111などがあります。
菌に汚染された飲食物の摂取または感染者が調理し菌が付着した飲食物の摂取、感染者とお風呂やトイレ、タオルなどの共用が原因で感染します。
感染力が非常に強く、少量の菌の摂取でも感染する特徴があります。

3つの対策で食中毒を防ごう!

1.洗って「菌をつけない」

食中毒にならないためには、まず原因となる菌をつけないことが大切です。
人の手には様々な菌やウイルスが付着しているため、食中毒の原因菌やウイルスを食べ物につけないよう、調理前や食事前などは手洗いを必ず行いましょう。


また、手洗いだけでなく、包丁やまな板などの調理器具も注意が必要です。
もし最初に切った生肉が汚染されていた場合、包丁やまな板を洗わずにそのまま調理を続けると、その後に調理した食品すべてが感染原因となってしまう恐れがあります。
生肉や生魚などをあつかう場合、調理器具は使用するたびに洗剤で洗い、殺菌するようにしましょう。

2.低温保存で「菌を増やさない」

細菌の多くは10度以下で増殖がゆるやかになり、マイナス15度以下になると増殖がとまります。
食品についた菌を増やさないようにするには、低温で保存することが重要です。食品購入後は、なるべく早めに冷蔵庫に入れるよう心がけましょう。


また、冷蔵庫内に食品を詰め込み過ぎている場合も要注意です。食品を詰め込みすぎた冷蔵庫は、冷気を十分に行きわたらせることができず設定された温度を保つことが難しくなり、庫内の温度が上昇してしまいます。
冷蔵庫の温度の上昇を防ぐためにも、無理に食品を詰め込んだり、ドアを頻繁に開け閉めするなどは止めましょう。

3.加熱処理で「菌をやっつける」

細菌やウイルスのほとんどは、加熱によって死滅します。つまり、食品を加熱して食中毒の原因をやっつければ、食中毒にビクビクすることもなく、安心して飲食することができるということです。
食品を調理する際、75度以上で1分以上加熱するようにしましょう。肉や魚だけでなく、サラダなどの生野菜から感染することもあるため、野菜も加熱して食べれば安心でしょう。
熱に弱いという点から、調理器具を洗剤で殺菌するという方法の他に、熱湯をかけて殺菌するという方法もあります。
加熱済みのお惣菜や昨日の残りものなど、すでに加熱されている物でも、翌日には菌に汚染されているという可能性も否定できません。再度食卓に並べる際は、そのままではなく再加熱をしてからにしましょう。

症状が出たら早めに医療機関へ

食中毒の多くは、細菌やウイルスが体内に入ってから1~2日後に症状が出ますが、種類によっては食後1時間以内に症状が出たり、反対に3日以上経過してから症状が出ることもあります。
吐き気や嘔吐、下痢や腹痛などの症状が表れた場合、早めに医療機関で受診することをオススメします。

最期に食中毒の感染経験がある筆者から1つお伝えしておきたいことは、同じ食卓を囲んでいても、感染する人と感染しない人がいるケースもあるということです。
筆者が以前食中毒になった際、みんなで同じものを食べたにもかかわらず、感染しなかった人もいました。同じものを食べても、その時の免疫力など健康状態によって左右されるということです。
特に子どもやお年寄りといった抵抗力が弱い人や、仕事疲れがたまっている人、睡眠不足や風邪などで弱っている人は通常よりも細心の注意が必要となります。できる限りの予防をして、元気な夏をすごしましょう。
今このコラムを読んでいるアナタの手のひらにも、食中毒の菌がついているかもしれませんよ。

●関連コラム●
【まとめ】健康な体で生活したい…女性の健康についてのコラムまとめ>>
お腹を整えるだけじゃない!乳酸菌の驚くべきパワーとは>>
その痛み、膀胱炎かも!女性がなりやすい膀胱炎の原因と対処法>>

お仕事をお探しの方はこちら☆

TEL06-6365-0920
MAIL:growup6@docomo.ne.jp
LINE:@dvv1356q

風俗おしごとコラムへ戻る

こちらのコラムもチェック!