風俗おしごとコラム

気づきにくい大人のADHD(注意欠如・多動性障害)の3つの特徴

日常的なごく普通の会話なのに話がかみ合わない、仕事の効率が悪い、ケアレスミスがあまりにも多い…。まさに自分のことだと悩んでいる人もいれば、職場の上司や部下に該当する人物がいて、頭を抱えている人もいるのではないでしょうか。
一昔前なら「変わった人」「みんなと少し違う人」くらいにしか思われていなかった特徴的な人が、「実は大人のADHDだった」ということも、めずらしいことではありません。

ところで、ADHDという言葉は聞いたことがあるけどよく知らない、文字を目にしたことがあるけれど、詳しくは知らないという人も案外多いのではないでしょうか。実際に筆者もあまりよく意味を知らないまま生きてきました。
今回は意外と多い大人のADHDの症状や特徴などについて、詳しく解説していきたいと思います。
ではまず、そもそもADHDとはどのような病気なのでしょうか。

ADHD(注意欠如・多動性障害)とは?


ADHDはAttenuation Deficit Hyperactivity Disorderの頭文字をとった言葉で、日本語では注意欠如・多動性障害と言います。
ADHDは、生まれ持った脳の機能障害による発達障害の一種と考えられていますが、実はいまだに明確な原因は不明です。明確なのは、先天性の病気であって、大人になってから突然発症するということはない、ということです。
発達障害という響きに驚く方もいるかもしれませんが、ADHDはめずらしい病気ではありません。
発達障害は主に子どもの病気だという認識をされがちですが、子どもだけの病気ではなく、大人の40人に1人はADHDといわれています。
また、ADHDの約半数は大人になってから発症するという研究結果もあります。
勤務している会社の人数が多ければ、各部署に1人はADHDの人がいてもおかしくはないということです。

ADHDの発症時期は人によって異なりますが、生まれ持った病気のため、生まれてすぐに発症する場合もあります。
ただ、生まれたての赤ちゃんは言葉をしゃべることもありませんし、大人のように授業も会議もないので、定位置でじっとしていないといけないということもないため、発覚が遅れることがほとんどです。
幼少期にADHDの特徴は出ていたものの確証は得られず、多くは就学し他人と集団生活がスタートする、6歳から12歳までの間に明確になります。
その一方で、幼少期から症状が見られる場合、「ちょっと個性的な性格」と周囲があまり気にせず、見過ごされることもあります。
そのため、本人も人とは違うという自覚はあってもADHDだとは気づかず、「どうして自分は他の人と少し違うんだろう」と考えるようになり、大人になってからADHDが発覚するというケースもめずらしくないのです。
近年、研究の進歩や世界的な認知が進んだことにより、大人のADHDも注目されるようになりました。
では、大人のADHDとはどのような物なのでしょうか。次のチェックリストを参考にしてみてください。

大人のADHDチェックリスト

□仕事に集中できない
□単純なミスをくり返してしまう
□計画をたてることが苦手で、効率的に仕事ができない
□遅刻が多い
□同じ作業を長時間続けることができない
□作業中イスに座り続けることができない
□上司の指示通り業務をこなせず、業務をやり遂げることができない
□毎日行っている業務内容を忘れてしまう
□指示されたことを忘れてしまう
□つい手や足を動かしてしまう、気が付くと貧乏ゆすりをしている
□忘れ物が多い
□忙しくしている人の邪魔をしてしまったことがある

もちろん上記の症状に該当するからといって、必ずしもADHDとは限りません。人間ですので誰でもミスをすることはあります。
しかし、これらの症状が頻繁に見られる場合、例えばあまりにも仕事や学業においてケアレスミスが多すぎる人や、日常的にじっとできずにそわそわしている人は、ADHDを疑うべきかもしれません。

大人のADHD 3つのタイプ別の特徴

ADHDの症状は主に不注意優勢型・多動性-衝動性優勢型・混合型の3つに分けられます。

・不注意優勢型・・・集中力の持続が難しく、注意力が散漫しミスをしてしまう
・多動性-衝動性優勢型・・・じっとすることが苦手で動いてしまう、感情のコントロールが苦手
・混合型・・・不注意と多動性-衝動性のどちらの症状も現れるタイプ

不注意優勢型タイプ、多動性-衝動性優勢型タイプ、混合型タイプの3つのタイプそれぞれについて、もっと詳しく見ていきたいと思います。

1.不注意優勢型タイプの特徴

・気が散りやすく、仕事に集中できない
・忘れ物や無くし物が多い
・単純なミスが多い
・期限を守れないことがある
・遅刻が目立つ
・話しかけてもうわの空

不注意優勢型は、集中しないければならない場合でも集中できない、周囲が気になって気が散ってしまう、単純なミスが多いなど、名前のまま「不注意」が色濃く出るのが特徴です。
物をどこかに置いてきてしまったり、周囲で何かあるとすぐそちらに気を取られてしまったり、上司に指示された仕事に集中できず期日を経過してしまったりと、日常生活に支障をきたすこともしばしばあります。
その一方で、自分が興味を持てることや趣味には集中できるといった側面もあります。勉強や仕事は集中できなくても、部活やテレビゲームは何の問題もなく集中してこなすのです。

2.多動性優勢型・衝動性優勢型タイプの特徴

・長時間イスに座っていられない/席を離れてうろうろする
・無意識に手足など体を小刻みに動かしている
・列に並んで待つことが苦手
・我慢ができない/衝動を抑えられない
・人の話を聞いていない
・人の物を勝手に使用しトラブルになることがある
・計画性もなく思いつきで行動してしまう
・失言をしてしまう
・長い説明や多くの指示に混乱する

多動性-衝動性優勢型タイプの最もわかりやすい特徴は、じっとできないという点です。仕事中にずっと貧乏ゆすりをしている、1時間も自分の席に座っていられない、じっと待つということができず列に並ぶことができないなど、周囲の人には落ち着きがない人だと思われています。

3.混合型タイプの特徴

混合型タイプは、不注意優勢型と多動性-衝動性優勢型のどちらの症状も現れます。
例えば、集中力が持続せず、じっと大人しくできずに席を立つことが多く、仕事の期限を守れない、というのが混合型の特徴です。
不注意優勢型と多動性-衝動性優勢型の症状の出方のバランスは人によって異なるため、まったく同じバランスでまったく同じ症状が出るということはないでしょう。
混合型の場合も、仕事に集中できなくても、テレビゲームなど好きなことには集中できるという点は変わりありません。

もしかしてADHDかも?と思ったら

自分自身や家族、職場の人、恋人など周囲の人間がADHDかも…と思っても、いきなり精神科に行くのは少しハードルが高いと感じる人も少なくはないはずです。
その場合、まずは無料で利用できる発達障碍者支援センターなどに相談してみましょう。(全国相談窓口検索)

相談してみてADHDである可能性が高いとわかった場合や、あまりにも日常生活に支障をきたす場合は、発達障害の診察を行っている医療機関に相談してみましょう。
ADHDの症状は人によって異なるため、最善の治療法も千差万別です。
受診することによって、治療のみでなく、自分の症状にあった対処方法や上手な付き合い方がわかるというメリットもあります。
ただし、子どもの発達障害と比べて、大人のADHDを診察できる医師は少ないので、あらかじめ調べておく必要があるでしょう。

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