風俗おしごとコラム

糖質制限中の方必見!「糖アルコール」の役割を知っていますか?

糖質オフの商品や糖質制限ダイエットがブームとなり注目されるようになった「糖質」ですが、糖質の中にもいくつか種類があることはご存知でしょうか?
糖質は大きく分けて1.単糖、2.二糖、3.多糖、4.糖アルコールの4種類あります。これらはそれぞれ役割があり、使用するものによって使い分けられています。

1.単糖類

単糖類とは、糖質の最小の単位のことで、細かくすると糖質ではなくなってしまうもののことを意味します。ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトース、マンノースなどが単糖類として挙げられます。
単糖類に該当するのは果物やはちみつがあります。

2.二糖類

二糖類とは、ブドウ糖や果糖などの単糖類が2つ結合した状態のものを意味します。
麦芽糖(マルトース)、ショ糖(スクロース)、乳糖(ラクトース)などが二糖類として挙げられます。私達の暮らしに1番身近な「砂糖」の主成分はショ糖ですので、二糖類に該当します。
二糖類に該当するのは果物やさとうきび、てんさい、麦芽、牛乳があります。

3.多糖類

多糖類とは単糖が多数融合した状態のことを意味します。デンプンやグリコーゲン、デキストリンが多糖類に該当します。
多糖類に該当するのは穀類、イモ類、肝臓、牡蠣があります。

4.糖アルコール

糖アルコールとは、胃の中で分解されにくく吸収されにくいことから、太りにくい糖質としてダイエット食品などに使用されています。

今回はこの「糖アルコール」について、もっと詳しく見ていきたいと思います。

糖アルコールとは?

糖アルコールは甘味料として使用される糖質の1つです。
砂糖よりも甘さは数十倍~数百倍といわれており、少量の使用で甘みを得られることと、体内で吸収されると脂肪に変わる砂糖と比べて、糖アルコールは体内で吸収されにくいため、低カロリーに抑えることができるというメリットがあります。

糖アルコールは天然のものと人工的に作るものがあります。
糖アルコールに該当するのはソルビトール、キシリトール、マルチトール、マンニトール、還元水飴などがあります。
天然に含まれている糖アルコールには、メロンやイチゴなどの果実やキノコ類、味噌やしょうゆ・ワインなどの発酵食品が挙げられます。

糖アルコールとアルコールの違いって?

アルコールと聞けば、大半の人がお酒として飲用しているエタノールを連想すると思います。しかし、これは最もポピュラーなアルコールがエタノールというだけで、アルコール自体は1種類だけではありません。
糖アルコールは数あるアルコールの中の1種で、糖とアルコールのどちらの構造も持っているという特徴があります。アルコールといってもエタノールとは違い、糖アルコールを摂取しても酔っぱらうことはありません。

糖アルコールの種類

複数あるアルコールの1種である糖アルコールですが、糖アルコールにもまた複数種類があります。

エリトリトール

エリトリトールは天然の糖アルコールの1つで、希少糖に分類されます。メロンやブドウ、梨などの果物や清酒、しょうゆ、味噌などの発酵食品に含まれています。
ブドウ糖が発酵することによって作られます。天然にも含まれており安全で副作用はありませんが、1度に大量摂取するとお腹を下してしまう可能性があります。

マルチトール

マルチトールは二糖類の麦芽糖であるマルトースに水素がつくことによって作成されます。
マルチトールは砂糖に近い甘さが特徴で、砂糖を100%の甘さだとすると、マルチトールは80%ほどと言われています。甘さは砂糖に近い一方カロリーは砂糖の約半分で、砂糖に比べ血糖値が上がりにくいという嬉しいメリットもあります。

マンニトール

マンニトールは別名マンニットとも呼ばれ、食品ではなく主に治療目的の点滴として医療現場で使用されています。急性腎不全の予防や治療に用いられます。大量に投与すると、かえって急性腎不全になるという副作用もあります。
食品には、昆布や干し柿、干しシイタケなどに天然に含まれています。干し柿や干しシイタケなどが保存食として長期間腐らないのは、マンニトールが多く含まれているためとされています。
また、糖衣錠(錠剤の表面が甘くコーティングされているもの)はマンニトールが使用されています。

ソルビトール

ソルビトールは食品添加物としてかなりポピュラーですので、見たことがある・聞いたことがあるという方がほとんどではないでしょうか?
甘みは砂糖の60%ほどと言われており、ダイエット食品やサプリメントなどに使用されています。食品にはリンゴや桃などのバラ科果樹に含まれています。
ソルビトールは食べるとスースーとした清涼感があることが特徴ですが、これはソルビトールが溶ける際に吸熱反応という化学反応を起こすからとされています。
その特徴を生かし、のど飴やガムなど清涼感のある菓子類に使用されています。

キシリトール

ソルビトールと並ぶほど知名度のあるキシリトールは、白樺やトウモロコシの芯を加工して作成されます。食品にはバナナやイチゴ、トウモロコシなどに含まれています。
ガムやタブレットに使用されており「キシリトールガム」と呼ばれることもあることから身近な存在ですが、なぜキシリトールが使用されているのでしょうか?それは、キシリトールはむし歯の原因にならない甘味料だからです。
しかし、ここで誤解が生まれてはいけませんのでお伝えしますが、キシリトールだけがむし歯にならないというわけではありません。
エリスリトール、マルチトール、ソルビト-ルなどの糖アルコールはキシリトールと同様にむし歯になりません。ただキシリトールが有名というだけです。

糖アルコールの効果

・食品

糖アルコールは砂糖などの糖質とは違い、摂取した後に口内で細菌繁殖の栄養になりません。それだけでなく、むし歯菌が大好きな歯垢ができにくく、歯の表面にあるエナメル質を溶かす原因となる酸を作りません。
「砂糖不使用」と書かれているのに甘いチョコレートや飲み物は、糖アルコールが使用されています。

ひと昔前は「食品添加物はすべて悪!!」という風潮がありましたが、近年食事の欧米化によって日本でも肥満者が増加しており、本当に天然の物だけが正義か?添加物でも害のない物もあるのではないか?と考えられています。
砂糖は高カロリーで肥満の原因となり、糖尿病など身近な疾患の原因にもなります。それだけでなく、砂糖を摂りすぎると体内のビタミンやカルシウムを壊し、うつや冷え性、骨粗しょう症などの原因にもなります。

・化粧品

糖アルコールは食品以外にも私達の身近に存在します。それは化粧品です。
糖アルコールはいずれも保湿効果が高く、乾燥から肌を守る化粧水などに使用されています。外の気温に関係なく保湿効果を発揮するため、冬のガサガサ肌にも潤いを与えてくれます。
コンビニのおにぎりやお惣菜がパサパサにならずしっとりとしているのも糖アルコールの働きのため、化粧水でも同じような働きをしてくれるということです。
しかし、保湿で有名なセラミドやヒアルロン酸ほどの効果はありません。保湿力が高いグリセリンと大体同じくらいの効果とお考えください。

筆者の友人に「化粧水に糖質が入ってるということは、顔にジュース塗ってるってこと!?」と化粧水に対する疑問と不信感を抱いている人がいましたが、糖質には種類があること、糖アルコールは砂糖ではないこと、保湿に優れていることなどの説明をしたら安心していました。笑
糖アルコールは安心して飲食、使用できるのです。

糖質制限中でも甘い物は摂取できる!

糖アルコールは全体的に砂糖に比べ血糖値の上昇が穏やかのため太りにくとされていますが、中でもエリスリトールは「唯一、血糖値を上げない糖アルコール」とされており、糖質制限中の方に向いています。
他の糖アルコールと同様に摂取すると血液中に流れ込みますが、エリトリトールは吸収されることなくそのまま尿として体外に排出されます
ダイエットのために糖質制限をがんばっている方も、甘い物を食べたいという欲求を我慢せず満たすことができますので、エリトリトールを上手に取り入れましょう。

知らず知らずのうちに口にしていた「糖アルコール」について、詳しくご紹介いたしました。低カロリーでむし歯の心配もなく、化粧水や点滴にまで使用されているほど安全性は高い糖アルコール。
お腹が弱いという人は要注意です。お腹を壊してしまう可能性もあるので、デートなどの大切な日は摂取を避けた方がいいかもしれませんね。

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